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Channel: 笛吹牧師フルート教室
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ベートーベン ピアノソナタ全曲

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「並みのピアニストやピアノ教師なら、新約聖書とも言えるベートーベンソナタ32曲、旧約聖書的バッハ平均率48曲は習熟していなければならない。」と聞いたのはずいぶんムカシの話し。「自分は管楽器だからそこまでは必要ない」と、勝手に思っていたまま数10年。

それじゃオーケストラ楽器奏者としてベートーベンの交響曲9曲はよく知っているといえば、まあそこそこ、それも1,2,4番は混同する。

バッハに至っては、私は牧師でもあるので、宗教曲全曲知っていても不思議はないので、とりあえず持っているCDは100枚以上。器楽曲やレコードあわせて300枚ほど。でも聞いていないのが山ほど。

小説作家は、作品を書く前に読書三昧の必要がある。カイコが桑の葉を食べる勢いは自分の住まいを一日で食べてしまう感じ。作家は地震で本に埋もれて死にそうな居住空間。音楽家は、作品を知る前に練習が必要なのだが、これがアブナい。「論語読みの論語知らず」もはや通用しない古過ぎる格言だが、音楽を知らない音楽家は多過ぎる。反省!

ということで、還暦過ぎて改めて鑑賞者として、一からのスタートしました。そういえば私のフルート教室は、現在若い人は少なく、中高年が中心となりました。名演奏家を育てる使命はより、良き鑑賞者を育てる教室とも言えるので。

まずベートーベンのピアノソナタ全曲鑑賞。持っている音源が少ないのでYouTubeはありがたい。次にピアノコンチェルト5曲、それからバッハのカンタータに入りますが、とりあえずはカンタータのCD100枚。途中でショパンやオペラに浮気予定。特に来年はウイーンに行くつもりなので、オペレッタをたくさん見たい。シュトラウスは大家としてカールマンやレハールなど、バッハやベートーベンよりは軽いけど楽しいものは、やはり魅力。

ベートーベンソナタ鑑賞スタート。第一印象はとにかく時間がかかる! 1曲20分以上。やっと4番。聞き慣れた有名な曲は飛ばしても32曲あると……「ふ~」。聞くだけで大変な時間なのに、バレンボイムは全曲覚えてコンサート。この人、指揮のためには他の作曲家の膨大な作品やオペラ作品も覚えなければならないのに、どれほどの時間が必要だろうか。もっとスゴイのは、作ったベートーベン本人。バッハも大変な量のしごとをしたわけです。

毎日2-3時間の練習など、おままごとレベル。

 


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